
既卒だけど今から就職ってできるのかな?
実際に既卒から正社員になった人の体験談が聞きたい
こんな疑問に答えます。
既卒だと今からでも就職できるのか不安になりますよね。
でも安心してください。既卒からでも就職することは可能です。
この記事を書いている私は、22歳で大学を卒業して28歳で初めて就職しました。
6年ほどフリーターをしていたので職歴はゼロでしたが、正社員として内定を勝ち取ることができました。
そこで今回は、私が既卒で就職するためにやったことを紹介していこうと思います。
- 就職決定後、入社初日を乗り切る方法についてはこちらの記事をご覧ください。
大学卒業から既卒で就職するまでの簡単な経歴

私の大学卒業から既卒で就職するまでの簡単な経歴は、以下のとおりです。
- 大学卒業後は、大学時代から続けていたアルバイトと短期バイトの掛け持ち
- 6年間フリーターをした後、28歳で就職活動を開始する
- 4社に応募して、1社から正社員として内定をもらう
アルバイトは本当に多く経験しましたが、中でも大相撲のお茶屋さんや質流れセールは楽しかった思い出があります。

大相撲のアルバイトはレア体験だったので記事にまとめてみました
本格的に就職活動を開始したのは28歳の時で、リクナビ、ハローワーク、派遣会社の紹介予定派遣など4社に応募しました。
ハローワークから応募した1社に内定をもらい、初めて正社員として就職することができました。
零細企業のルート営業でしたが、初就職が決まってめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。
【体験談】既卒で就職するまでにやったこと5つ

私が既卒で就職するまでにやった事は、以下の5つです。
- 既卒の就職関連サイトに登録して就職までのイメージを掴んだ
- 中途採用の就職説明会に参加した
- 派遣会社の電話応対の実践セミナーに参加した
- ハローワークで就職相談・求人検索をした
- 職務経歴書に就職先で活かせる経験を書いた
それぞれ解説していきます。
既卒の就職関連サイトに登録して就職までのイメージを掴んだ
まず最初の行動として、既卒の就職情報を集めました。
「Re就活」や「ブラッシュアップジャパン」など既卒の就職関連サイトに登録して、就職相談に申し込みしたり、本を読んだりしました。
その結果、「具体的に何をすればいいのか?」「どんな求人があるのか?」など、今の自分に必要な情報を集めることができました。
そうすると、今まで漠然とあった不安が、少しずつ減っていきました。
既卒の方は、私のように自分が正社員として働くイメージが浮かばない方もいらっしゃると思います。
情報があるとイメージができてくるので、、まずは情報収集からスタートしてみるといいですよ。
中途採用の就職説明会に参加した
次に、中途採用の就職説明会にも参加してみました。
いくつか企業ブースで話を聞いてわかったのは、既卒であっても中途採用してくれる企業はあることでした。
今までは、どうせ既卒の自分を採用してくれる企業なんてあるわけないと思っていたのが、既卒でも求人があることを知って、希望が見えてきました。
結局は、行動したからこの事実もわかったので、とりあえず参加するだけでも価値があります。
空白期間について圧迫面接みたいに言われることはほぼないので、勇気を出して参加してみるといいですよ。
派遣会社の電話応対の実践セミナーに参加した
既卒だと中途採用になるので、新卒のように研修期間はあまりないと思って、派遣会社が主催している電話応対の実践セミナーに参加してみました。
セミナーでは、マニュアルに沿って電話応対を基礎から学べるので、いい経験になったと思います。
電話応対のイメージを掴む事ができるので、機会があれば参加してみるといいですよ。
ハローワークで就職相談・求人検索をした
就職サイトと並行して、ハローワークで就職相談と求人検索をしました。
さすがに大手の求人は少ないですが、地元の中小企業の求人はたくさんありました。
とにかく多くの求人を見た方がいいので、ハローワークにも足を運んでみるのがおすすめです。
ちなみに、私の場合は最終的にハローワークから応募した企業に内定が決まりました。
職務経歴書を工夫!応募先で活かせる経験を書いた
既卒の就職活動は、履歴書と合わせて職務経歴書を提出することが多いです。
既卒は正社員として働いた事がないので、職務経歴書が一つの壁になります。
でも大丈夫です。
アルバイトや派遣も立派な経歴なので、職務経歴書に書いてアピールすればOKです。
私の場合は、応募先の企業で活かせるアルバイトや派遣の経験を書いて、活躍できる人材であることをアピールしました。
例えば、応募先がアパレル関連の企業であれば、接客経験などをアピールする感じです。
仮に応募先と今までのアルバイトに関連がないとしても、仕事として意識していた事はアピールできます。
職務経歴書は工夫次第でアピールは可能なので、アルバイトや派遣の経験から得たことを書くといいですよ。
既卒の就職は中小零細企業を狙った方がいい!

既卒で就職活動をする場合、大手よりも中小零細企業を狙った方がいいです。
なぜなら、大手の採用はほとんどが新卒か第二新卒なので、社会人経験のない既卒には門戸が狭いからです。
大手の中途採用に応募できる場合もありますが、社会人経験がある第二新卒に比べると不利になります。
その点、中小零細企業は人手が不足している場合も多いので、中途採用を積極的に行なっており、既卒でも入社しやすいわけです。
実際に私が入社した会社は、ほぼ零細企業と言える規模の会社でしたが、社員がやめて募集をかけているタイミングでした。
既卒にとって大事なのは、正社員としてキャリアをスタートすること、経験を積むことです。
大手にこだわりすぎて時間だけが経過していく方がリスクなので、まずは就職を優先させるべきだと思います。
既卒の就職活動で大切なこと3つ

私が思う既卒の就職活動で大切な事は、以下の3つです。
- 自分を過小評価しない
- 働いている同年代となるべく比べないようにする
- 悩んでいる時間はもったいない!とりあえず行動してみる
それぞれ解説していきます。
自分を過小評価しない
既卒になると、自分には経験がないしアピールできるものもないと自分を過小評価してしまいがちです。
しかし、今までアルバイトや派遣など何らかの仕事はしてきているはずです。
怒られたり試行錯誤しながら、乗り越えてきた経験もあると思います。
まだ正社員としての一歩を踏み出していないだけなので、まだまだ可能性は大いにあるわけです。
もちろん過大評価しすぎるのは良くないですが、必要以上に自分の評価を下げる必要はないです。
企業に貢献できるスキルは何か持っているはずなので、自分に自信を持って就職活動することが大切だと思います。
働いている同年代となるべく比べないようにする
無意識にやってしまいがちなのが、働いている同年代と既卒の自分との比較です。
私の場合、就職活動を始めた時は、周りの同年代は社会人6年目になっていました。
年末に大学時代の友人と集まったりすると、結婚や住宅ローンの話になって、「自分は何してるんだろう」と辛かったのを覚えています。
ただ、自分は自分なので一歩ずつ就職に向けて行動するしかないと言い聞かせて乗り切りました。
どうしても比較はしてしまうと思いますが、一歩ずつ就職に向けて進むことが大切なので、比較するなら就職活動する前の自分と比較するといいですよ。
間違いなく前に進んでいる実感が湧くので、モチベーションも上がっていきますよ。
悩んでいる時間はもったいない!とりあえず行動してみる
既卒の就職活動は、最初の一歩を踏み出すまでが本当に大変だと思います。
私がそうでしたが、就職活動を考えるとマイナスなことばかりが頭をよぎり、行動ができなくなっていました。
でも、30歳が近づいてきて、さすがにマズイと思って行動した結果なんとか内定が取れました。
今思うと、悩んでいる時間はあまり意味がなく、ただただ時が過ぎていくだけでした。
既卒はある意味、時間(年齢)との勝負な部分もあるので、とりあえず一歩を踏み出してみるのが大事です。
就職が決まったらやっておくといいこと

就職が決まると、初出勤の日まで少し日数が空くことがあります。
この間に、長期旅行などやりたいことがあればやっておいた方がいいです。
なぜなら、就職後は、大型連休を除くと多くて休みは週2日になり、最初の数ヶ月は人間関係や仕事に慣れるまで必死で、遊ぶ余裕はほとんどなくなるからです。
なので、やりたい事はこの期間にやってしまいましょう。
私の場合ですが、内定から初出勤まで1ヶ月以上の期間があり、前からやってみたかった海外一人旅にチャレンジしてみました。
就職が決まった大学4年生のような気分で、既卒の卒業旅行みたいな感じです。
行き先はカンボジアで、当時は世界遺産ランキング1位になっていたアンコールワットがあり、冒険もできると思い決めました。
旅の最初は過酷で、夜中に空港に着いたらバスがいなくなってたり、トゥクトゥクにバイクを止められてチップを要求されたり、いきなり洗礼を受けました。
2日目からは慣れてきて、日本人ツアーで観光を楽しんだり、現地で出会った日本人と遊んだり、かけがえのない思い出ができました。
就職してからではとても行けなかったので、思い切って行動して良かったと思っています。
海外一人旅は、計画から行動まですべて一人でやらなくてはならないので、人間的にも成長できるのでおすすめです。
後悔しないためにも、この期間を活用してやりたかった事があればやってしまいましょう。
まとめ
私が既卒で就職活動をして内定を獲得するまでの体験談を書いてきました。
既卒の場合は、新卒に比べて情報が少ないので、まずは情報収集から始めるといいと思います。
既卒の就職活動は孤独な面もあるので、就職サイトやハローワークで相談してみるといいですよ。
履歴書や職務経歴書の書き方も教えてくれるので、就職までのイメージができるようになります。
あとは、求人をできるだけたくさん見て、自分に合った企業に応募していくだけです。
同年代と会うと焦りもあると思いますが、就職活動を開始する前の自分よりは間違いなく成長しているので、一歩ずつ前進していきましょう。
- 就職決定後、入社初日を乗り切る方法についてはこちらの記事をご覧ください。
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